人を頼らなさすぎるから可愛くないなどと言われたけれども、思い返してみれば人に頼ってもないのに頼ってることにされて誹謗中傷をうけたのを未だに引きずっていることがわかる。できる範囲内で頑張ってやったことをそれを少し相談した相手が全部やったんだろうといわれる。あるいは、何かを仕上げても誰かに教えてもらったんだろうとか手伝ってもらったんでしょとか、挙句の果てにだから女はいいよなと付け加えられる。性別がただ違うだけで、私が自分で考え自分でやったことはすべて誰かの手柄になってしまう。それが大したことはなくても、自分のものには決してならない。かといってそこでこらえてそうですねおかげさまでなどと言おうものなら二度と評価はされなくなるどころかだから女の子は伸びないんだよなあなどと言われるのだ。そういう経験をしてくれば、だれかを頼らなければならなくなった時に一瞬ためらいが生じる。もう少し自分で頑張るべきではないのか?頼りすぎているのではないか?本当はみんなもっと頑張っているのではないか、なぜ私はだれかにやってもらったんだろうとばかり言われるのかと言われれば実際に頼っているからなのではないか?そういう迷いが生じる。そして動けなくなる。
今はやや過大評価されぎみではあるが、とりあえず自分で何とかできる人だという評価は受けているようなのでそこまで切羽詰まった思いはしていない。ありがたいのは仕事を割り振ってくれる人がいることだ。フィードバックを返してくれる人がいることだ。最後まで責任を持って仕上げろと言ってくれる人がいることだ。でも失敗してもフォローしてくれる人がいることだ。仕事とはそういうものだと言われればそうなのだけれど、同時に仕事はだれがしたかではなく何ができたか、で評価されることを考えれば、わたしが何かをすることでプラスになる半面などほとんどないわけで、そこで手をかけてもらえるのは本当にありがたいことなのだと思う。今は新人だからしょうがないと自分に言い聞かせてできるだけ人に質問をしたりするようにはしているけれども、ちょうど境界線のところで揺れている。