道の上に立つ
その先を眺める
その先は遠く見えないか
曲がりくねっていてわからない
そこが遠いのか近いのか
上り坂なのか下り坂なのか
汚いのかきれいに整備されているのか
それとも整備中なのか


道の上に立つ
その先を眺める
日が差し、潮風が強烈に吹きつけて来る道の上で
しばらく考えていた
自転車の影が長く延び、光は容赦なく目を突き刺していた
かじかんだ手でカメラを握りしめ
長すぎる前髪をかき分ける
かき分けてもかき分けても風がまたそれをさらっていくけれども


まっすぐな道の喚起するそれを僕はまだ理解しない