独り占めしたかっただけ
たとえば一晩肩を寄せ合って


お休みのあとにいつもおはようがないのがさみしくて
夜を抜けて朝を迎えるまでそばにいてほしかっただけ
ばか


誰かとうまく話せるとそれだけで舞い上がってだけどしばらくすると違うと気づく
話をするだけで舞い上がっていた頃よりは少し進歩したにせよ未だにかわらないこのメンタリティを恥じている
それでも大切な思いを手放したことはなかったのだけれども
時間をさかのぼるたびに避けては通れない感情に触れて泣き出しそうになる
あの時君がいたから