夜桜をきれいとゆびさすかおをみあげる
新しい自転車の話をする貌をふりかえる
レンズの話に耳を傾ける表情を読もうとする
体型や外見やに気をつかいはじめたその照れにほほえむ
目が合わないどんなに追っても目が合わないでも
その話が価値観が昔から知っていたことかのようにすっと抵抗なくなじんでくるその抵抗のなさにおどろくことすらないほど当たり前のようにしみこんできてそして
わからなくなる