ひょんなことからつむりさん経由で昔自分が書いた「理系女子取扱説明書」を久しぶりに読んだんだけど、なんすかあれ。普通にネタとして完成してるじゃないですか。なんか色々思うところがあって読み返してなかったんだけどなんでおれ粘着されてたんだろう。

あれから何年たったんだろう。2007年の11月だから三年半ですか。彼女のことをもう僕は何も分からない。彼女もきっとあの騒動のことなんて忘れているだろう。その後どうしているか、今も同じ気持ちを抱えているのか、それともあのころを笑い飛ばせているのか、苦々しい気持ちになったりもするのか、ぼくにはわからない。
ぼくはと言えば、知らない人にはアシスタント職ないしスタッフ部門と間違われる日々にいらっとするたび、彼我の違いを強烈に意識している自分に気づかされる。できないことをできないと言えない同期を見るたびに過去、同じようにできないと言えなかった自分を振り返っている。男みたいだと言われるたびにそういうことを望んでるわけじゃないんだけどと呟きながら笑っている。勝手に引かれる線も勝手に引いている線も時々踏み越え、時々線上に立ち、あるいは安全な領域から眺めている。自分の立ち位置はいつになったら決められるのだろう。30になれば、「若い女の子」から下りれば、そうすればもう少し静かになるのだろうか。