【海外】旅人よ!つべこべ言わず一眼レフカメラを持っていけ! | 旅ビート
もちろん僕だってデジタルカメラは素晴らしいと思いますし、枚数を多くとるからこそミラーレス・コンデジ・デジ一・デジ中判が役に立つということは知っていますが、その理由ならフィルムカメラでいいじゃんと思ったりしたのでした。
1. バッテリーのもち
フィルムカメラには電池がなくてもシャッターが切れるものが多くあります。もちろん内蔵露光計は動きませんが、撮れるならそれでも十分。電池が必要なものでも一年、二年交換が必要ないことも多々あります(それだけ電子部品が少ないということです)
2. 安全性
たとえNikon、Cannonであったとしても見るからに古く重たそうなフィルムカメラは狙われません。超安全です。ライカなどでさえも、盗難をするような人々からは値がつかない古いカメラと思われがちなので狙われません。中判などはなおさらです。
3. カメラ仲間
フィルムカメラを持って歩いていると、どこへ行ってもおじいさんがたから声をかけられます。昔それと同じものを持っていたとか、自分もフィルムカメラを使っていたんだとか…その他に現地でフィルムを購入・現像すれば、「あなたもフィルム使ってるんですか?」と美女に伏し目がちで尋ねられることもしばしば。あるいは中判カメラや二眼レフをもって街をあるけば、通行人から「Cool!撮ってもいいか?」などと聞かれます。もちろん撮影していいかと尋ねればたいていOKがもらえます。デジタルではありえないことです。
4. 堅牢性
電子機器ではないので、比較的デジタルカメラよりは堅牢性があります。また電池を使っていないものなら水・砂・塵を恐れる必要がありません。
5. タイムラグ
フィルムで撮影した写真はその場で確認することができません。ですが、旅行から帰ってきて現像に出せば、遅れて再び旅を体験することができます。デジタルでとるよりもずっと気合をいれて撮った一枚だからこそ、なのかもしれませんね。
…と書いてきましたが、もちろんデメリットはあります。
まずフィルムを持ち歩くのはそこそこ大変。最近は飛行機のX線検査でダメになってしまうことはありませんが、フィルムの分だけ持っていける荷物が減ります。もちろん現地で購入可能ですが、難しい地域もあります(日本とか特に)
それからフィルムカメラは夜景の撮影を非常に苦手とします。だいたい重いので三脚もしっかりしたものがなければ夜景撮影はできませんし、失敗するリスクも高い。日が暮れれば多くの場合は荷物でしかありません。その点でも結局フィルムカメラとデジタルカメラの両方を持ち出す必要があり、できるかぎり軽量化を図りたい方には頭がいたい話でしょう*1。
しかしそれをもってしても、やはり私はフィルムカメラをおすすめします。特に安全性・カメラ仲間・撮影時の楽しさはなにごとにもかえがたいものです。ぜひ、騙されたと思って一度は一台くらい連れて行ってやってくださいね。