3. 基本のキ。水平・垂直について考えよう

さて、今年も残すところ数日、皆様いかがお過ごしですか?
私事ですが、カメラを新調しようと日々悶々と過ごしております。いろいろ比較して改めて思うのですが……、


カメラって高いなぁ~(笑)


写真を本格的に撮るようになってもう何年も経っていますが、それでもカメラを新調するときは毎回そのカメラを使うに足りる腕をしているのか否かと悩みます。うーん、高い。だからこそ買ったからにはうまくなろうというモチベーションも湧くんですけどね。


さて、というわけで今回も初心に帰って基本のキ、水平・垂直のお話をしたいと思います。
もしかして数学の何かが出てくるのでは…と身構えたあなたも大丈夫です。もっとごくシンプルに、水平・垂直が出ていないと写真が野暮ったく見えるよ、という程度のお話です。
一応念の為に説明しますが、水平は横方向、垂直は縦方向の線のことです。水平が出ているというのは横方向の線がまっ平らになっていること、垂直が出ているというのはそれを九十度回転させたものです…うーんわかりにくい。わかりにくいのでとっとと作例に行きましょう。

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これは垂直がきちんと出ていない作例とそれを修正した作例です。最近は画像編集ソフトも優秀なので、水平・垂直を一発で修正してくれたりしますから、ぜひ使いましょう。この例をみても垂直が出ていないとなんとなく不安な絵になることがお分かりかと思います。

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次が水平の出ていない例ですね。水平が出ていないというのはつまり垂直も出ていないということなんですが、遠景撮影は垂直よりも水平出ない方がシビアに感じられます。この作例の場合は建物がずっこけてるみたいだったので撮ったあとに修正しました。


と、いってもやはり人間のすることなので少し斜めになってしまうのが普通です。もしきちんと撮りたい三脚を使うか、あとで画像編集をする、というようにある程度割り切ってしまってもいいと思います。あるいはそもそも水平・垂直が気にならないようなものを撮る、という手もありますね。


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左側は水平線・垂直線がどこにもないので、多少斜めになっていてもわからない構図です。右側に至っては煽りの画角ということもあり、カメラを完全に傾けて撮影しました。いっそやるならこのくらいやってしまいましょう。


と、いうわけで基本のキ:水平・垂直を意識しようというお話でした。なんとなくうまくいかないなぁとか、うまい人となにが違うんだろうと思った時は一度確認してみてくださいね。
それでは、良いお年を!

注:この記事は2014年年末に書かれたものです