もるだーあなた疲れてるのよ

疲れているときは写真もいまいちになる。特にUで撮った写真が露骨に精神状態が現れやすいようだ。僕にとってUはほかのカメラとひとくくりにできない何かがある。レンズが変わってもUが変わるわけではない。細かい設定を決めるときの判断が、疲れによって鈍るとき、その影響が最もストレートに出るのはなぜかUだ。なぜだろう。なぜなんだろう。調子がいいときにのぞくファインダーはあんなにもクリアなのに、調子が悪くなるとその窓から見える景色はフィルターがかかったように濁っていて、何もぴんとこない。不思議なものだと思う。
その点D90は構えるときの気迫がそんなに必要ないせいか、調子が悪い時は割と楽しく撮れるような気がする。楽しく適当にファインダーをのぞいて、片手でシャッターを切って、気ままに焦点を合わせて、露出を適当に変えて、ISOをいじったり、色味を変えたり、家に帰って画像ソフトでいじったり。ぱしっと小気味のいい絵は撮れないけれど、なんとなく楽しむことはできる。そうしてぼくは少し笑ったり気が楽になったりする。
僕にとってD90は友達だ。Uは僕自身だ。そういう気がしている。*1

*1:ほかのカメラはどうなんだって話はあるんだけどトイカメラは基本的に適当にしか使わないのでよくわからない、SP2は奴が気まぐれすぎるので調子が良くてもうまくとれないし、悪くてもよくとれることもあるし、あまりよくわからない