海外長期滞在を生き延びるための極意みたいななんとか

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tagomoris.hatenablog.com

おー俺もかいてみよーと思ったので書く。住む国によって違うのであれだがクソメシのまずいイギリスとなにをおいても食い物が信用出来ない北京の経験をベースにちょっと一般化してます。

入国

特にイギリスなんだが、EUはビザなしで長期で入れるくせに長期間滞在するとなるとなんかうるさくて、拒否されることもあるので大変。イギリス以外のEUは無審査もいいところ(滞在日数も聞かれないし入国カードもないし)なので無視してよいが、とにかくイギリスだけは気をつけましょう。中国は二週間以上からビザが必要だがわりとあっさりもらえる(まぁインビテーションレターとか必要だけどさ)し、入管も厳しくないのでそんなに構えなくても大丈夫です。

イギリスに入るとき(特に長期)の場合は帰りのe-ticket、銀行の通帳を翻訳したやつ(特に給料をもらう口座の)、インビテーションレター、宿泊先などもろもろそろえて望むけど開口一番"Working?"とか聞かれたりして、英語苦手でテンパってるとイエスとか言っちゃうが、これ引っ掛け問題なので、ちゃんとFor businessとかFor studying(留学の場合は窓口別だったりする)とかfor tourismとか答えましょう。あとわかんない時は"Sorry?"って聞き返しまくるのが大事だし、それで面倒になって通してくれる入管審査官もいるが、ちゃんと質問に答えられれば最後は笑顔でHave a nice dayとか言ってくれるので嫌な思いをしなくて済む。

入国直後

入国直後、特に空港もしくは空港からつく駅を出てすぐは、犯罪の温床なので十分注意しましょう。あと入国直後ほどネットが必要とされることはないので、ケチらずにローミングするか、もしくは即座にSIMを手に入れましょう(空港でSIMを手に入れると高いがな!)。一ヶ月以下の滞在ならWifiルータ借りるのもいいと思うがそれは後述。


イギリスの場合ロンドンヒースロー第三ターミナルに降りることが多いと思うが、ヒースロー第三ターミナルから第一ターミナルに移動すればロンドンへ行くバスとか電車が出ている。が、この移動が大変。まぁでもリーズナブルなので使ったほうがいいと思います。その際は即座にオイスターカードをゲットするか、おとなしくワンデーパスをかいましょう。バスに乗れません。

ヒースローにいるタクシーは通常のタクシーの倍の料金をふっかけてくるのであんまオススメしない(しょうが無いので使うが)。可能なら知り合いに迎えに来てもらったほうがいいと思います。
中国の場合タクシーの乗車拒否がひどい(家のある方向じゃないから嫌だとか)のと中国語できないとまず乗れないのでおとなしくホテルなどに迎えを頼んだほうがいいです。車借りるのとかもゾッとするしな!

その他のヨーロッパの国だと犯罪に注意することとまずワンデーパスを手に入れること以外は特に問題ないと思う。が、シャルルドゴール空港で鉄道の切符を買うのは異常に難しい&イタリア人が割り込みまくるのでおとなしくポルトマイヨとかオペラ座へいくバスにのるのが吉。その他の地域ではいまんとこ困ったことない。

ネット

一ヶ月以上になるとWifiルータ借りてもやはり割高なので現地のSIMを見つけるor現地でWifiルータ購入or現地で携帯電話購入したほうが安く付きます。

中国にかぎってはフリーSIMとかあったかどうか覚えてない&回線がわりとひどいみたいなので、基本日本からWifiルータを借りて行ったほうがいいと思う。ただWifiルータってバッテリーが貧弱なのでチャージは常に出来るようにしといたほうがいいと思います。
なお中国はご存知のように検閲がひどく、VPNに接続すればおっけーといってもそのVPNにつなげるかどうかすら運次第なので、あらかじめ自前でVPNサーバ立てとくとか、SoftEther VPNをPCにインストールするなどしておきましょう。

VPN Gate ダウンロード


イギリスはたくさん電話会社あるが、ロンドン市内ならgiffgaffが安いしおすすめ。ただ郊外に行くと異様に繋がらなくなるのでEEくらいしか選択肢がなくなると思う。ちなみにEEは£20で4Gのデータが使え、giffgaffを除けば最安。繋がりやすいのはThreeとかO2とかvodafoneみたいだけど、イギリス以外に数日行くならEEはorangeとかT-mobileと同じ回線使ってるらしいので繋がりやすいと思います。EEの海外ローミングは他の1/3程度ですごく安いし。

交通

北京に関しては地下鉄が一番便利。タクシーは乗車拒否が多すぎるし(中国語喋れない客は乗せないとかもう帰りたいからとか)悪徳はしれっと走ってるし、バスは激混みだし、車掌のおねーさんがなんか怖い(親切なんだけどさ)。地下鉄は糞安いのでいいと思います。
ただ荷物検査がめんどくさいので注意。小さな買い物袋とかをもっておいて難癖付けられそうなものは片手に持って素通りという技を使えば面倒事からは逃れられます。俺果物ナイフもったまま天安門広場に入ったからね!あとわりと融通がきくので理由があればちゃんと一生懸命英語で話せばなんとなく理解してなんとなくいいよっていってくれることが多いですね。女性限定かもしれませんね。おばちゃんになるほどいいよと言われる可能性は高いと思います。


イギリスは言うまでもなくバスが便利だが、Oysterカードがないとのれないので早々に入手しましょう。Off-peak any timeチケットでも乗れるのでそれでも良いかも。現地のひともいっぱい乗るときはそれを使ってることが多いし。
バスは非常に多いのでCitymapperをインストールしておいたほうが良い。citymapper.com


National RailwayがEngineer dayで止まった場合はCitymapperはまるで役に立たないので、googleさんに頼りましょう。また慣れてきたらネットでチケットを買って、前日までに乗車券販売機でCollectしたほうが安い場合があります。Engineering dayとかもホームページにのってて、動かない路線の場合は注意マークが出るので旅程が狂わなくてよい。ま、基本的にPeak-off daytimeが一番お得なようにできているのでそれを買うのが良いと思いますね。
注意しなきゃいけないのはICチップの入っているクレジットカード必須のことなので、もし持ってない場合は出国の前に作りましょう。ICチップのないカードはパスポート見せろって言われたりとかして色々めんどい。

基本的に海外で日本食を食べようと思わないことが大事です。その他は国によるけど、その国の人が作るの上手なものを食べるかイタリアン・フレンチははずれがないです。中国はやっぱり揚げるのがうまいので揚げ物が一番ですね。そんなかでも割と安くて簡単に注文できるのはケンタッキーフライドチキンマクドナルドに比べて少し値段が高いかわりにわりと普通に食えるものが出てきます。あげてあるから安心だし。あとはしゃぶしゃぶかなぁ。水が怖いのだが、おねだん高めなのでまあ悪くない選択肢だと思います。吉野家はうまくないです。餃子ははずれはないですが量が多すぎます。なまものはマジでやめたほうが良いですが、果物屋の果物は結構普通にうまいです。ロシアンルーレットみたいな食事が嫌になったら三里屯にいけばまずどこも外れないしうまい日本食も食える。高いがな!


イギリスでは飯に期待してはいけませんが、長期となるとだんだん元気がなくなってくるので、スーパーを探しましょう。外食高すぎ。スーパーは最低でTesco(日本と比べると高いうえにものが悪い)、あるならSainsbury's(少し高い)、安全牌はWaitroseかM&Sです(かなり高い)。パンがまずいんだが、M&Sが一番美味しい気がする。Ready Meatはどこでもそんなに美味しくない。オーブンで焼く系はハズレが少ないが、調味料とかはちょっと過剰なくらい高めのを使ったほうが良いです。あと塩がまずいので、Sea Saltを選んで買うようにした方がいい(それでもあんまうまくないが)。ローストビーフだけはうまい。電子レンジは右下の白いボタンであきます(マジでわからんのよこれ冗談みたいだけど)。食器洗浄機の洗剤はかったほうがよいし、洗剤を入れるのは扉のところだ。わからなかったらググって動画を見よう!


あとはアジアンマーケットを探し歩くと本物の日本食に出会えます(高いけどな!)ロンドンならAtari-yaっていうマーケットが本物の日本のスーパーマーケットで日本人が働いてて日本語が通じる。Japan Centerもいいけどこんでるし、結構中国のパチもんコアラのマーチとかおいてあるしで、純粋な日本食を求めるならAtari-yaのほうがいいと思います。魚もいいものが手にはいります。ただ店員が傲慢なので嫌な思いをすることもあるかも。
日本人のやってる日本食の店にいきたかったらSOHO地区にいくといいが、ただでなくても高い相場よりさらに高いのでしょっちゅうは行けないんじゃないかな。


それ以外のヨーロッパの国の場合はパスタ食べときゃハズレはないんだが(中国でパスタを食うと死ぬ)、特にドイツ、東欧はスープが旨いのでぜひ試したいところ。パリはシャンゼリンゼ通り以外ならだいたい美味しい。ハンガリーはスープが美味しかった。プラハはあまり飯うまくないけどイギリスに比べると飛躍的にパンがうまい。イギリスマズすぎ。

飲み物

中国は言語道断で生水は飲めないが、最近のEU諸国はだいたい水道水飲めるのでがんばってミネラルウォータ買う必要はないとおもうよ。


あとは安心安全のスターバックスカフェ、イギリス系のCosta、イタリア系のillyなどは戦々恐々としなくていいのがありがたい。デザートが一番うまいのはilly。飲み物はCostaかな。illyもいいんだけど俺コーヒーのまないからね……イギリスのカフェでマフィンをくうのはやめておいたほうがいいです。というかイギリスで食い物はマジで期待すんな。Costaは飲み物だけはうまいが…もしイギリスのファストカフェで美味しいものが食べたいなら、Pret A Mangerのスープとかサラダがいいと思うよ!ただし飲み物は美味しくないがな!(どうにかなんないのかよこれ
あとイギリスはWaitroseのポイントカードみたいの作るとただで一杯お茶が飲めます。

洗濯

ホテル住まいの場合は基本的にホテルに出すことになると思うが下着はちょっと…となる女性のかたは多いと思います。そういう時は手洗いしかない。日本から液体洗剤を持って行きましょう。これがちっちゃいのでおすすめ。

トップ NANOX(ナノックス) 本体 450g

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現地で買ってもいいけど、中国で買ったらえらい強い洗剤で手がぼろぼろになるし、イギリスは匂いが強いし、肌に触れるものなので日本のが一番いいと思いますね。あと靴下程度なら現地で買っていいと思うけれども、欧米はサイズ的な問題がある(フランス・イタリアあたりならまぁ大丈夫だが)し、中国は品質が怖いのでユニクロを見つけて買うか、日本から多めに持っていくのが良いと思います。

この手洗いが結構心理的な負担になるのよ…まぁ頑張ってください。

洗濯機付きとかコインランドリーありとかならいつもどおり洗濯して皺になるものだけ途中で出してあとは乾燥機かければいい(かけなくてもすぐ乾くけど)ので別に大変でもなんでもない。イギリスのはなぜか異様に電気を食うようですぐフューズがきれる。

シャンプー

これ以外に盲点なのだが、日本から持ってったシャンプーは水の関係か泡立たないことがある(特に欧州)。パンテーンなら向こうでも売ってるので現地購入が良いと思います。中国の場合は日本とおんなじものが売ってるので現地購入でOK。値段は日本と変わんないくらいかちょっと安い。ウォルマートいけばパチもんじゃないのが買えます。

お金

一週間程度の滞在なら日本で換金していったほうがいいが、それ以上になると現地のATMから引き落とす+カードを駆使するのが大事になってくる。中国は結構Visaカードが使えないので現金は多めに換金しといたほうがよい。ぼられるときも現金むしり取られるし、現金はあったほうが命の危険がない。

ヨーロッパに行く場合はだいたいVisaとMasterが使えるので怖くないが、ICチップがないカードの場合はいちいちサインしなきゃいけなかったり(日本の常用漢字を使うのは日本人だけという点ではものすごくセキュリティが高いのだが)、アジア系はやたらパスポート見せろとか言われるので、素直にICチップ付きカードを持っといたほうがよいでしょう。鉄道の自動券売機で買う場合もICチップ入りののほうがいろいろ世話無いです。なくてもなぜか買えるんだけどね……まぁいちいちサインしておねーさんやおばちゃんにふぁんたすてぃーっく!って褒められたいならあってもいいけどさ。カード苦手な人はVisaデビットとかにしとけばよいんではないかな!

あと一ヶ月を超えてくるとキャッシングも色々不安になるのでカレンシーがとか言わずに国際キャッシュカードを作ったほうが心の平和を保てます。特にレートがものすごく動いている場合は下手に両替をするよりATMでおろしたほうがずっと換算レートが良かったりする。

言語

こればっかりはねー。
中国は基本英語通じない(お高いとこいけば完璧なわかりやすい英語で対応してくれる)が、なんとなく雰囲気でお互い通じ合う&どうしても困ったら筆談が通じる&彼らは押し付けがましいほどおせっかい&通じないことになれてるのであんまり困ることはない。

が、イギリスはねぇ。
イギリスはもちろんイギリス英語なのだが、アメリカ英語は思った以上に伝わらない(わからないふりをしているだけかもしれない)し、抑揚がないので聞き取りにくい。知らない単語とか言い回しも結構ある。あとイギリス以外のEU圏の人の英語はほんとにわからないし結構な割合で単語間違えたり意味不明なことを言っていたりするので大変。そのくせ早口だったり抑揚がなかったり、母国語の文法でしゃべっていたり、母国語の発音をしたりとカオスもカオスである。
なかでもこまるのはインド英語と下町英語。インド英語はまだわかるが、下町英語はhomeをホーメとかいうので最初何かと思った。カントとかダイとかは有名なのでなんとか分かるのだが…

なお、たいていおばちゃんはこっちの言うこと理解しようとしてくれるのだが、若い男性はにこやかに見えて聞いてくれなかったり、嫌がらせをしたりするので注意が必要である。ま、でも基本はよくわからなかったらSorry?でOKだ。何度も聞いたらわかりやすい言い方に変えてくれるので理解できる。悪いかなとか思わずに何度でもSorry?と言おう。何度も効くより、わかんないけど適当にYesという方が良くないのです。まぁどうでもいいなと雰囲気で悟ったらNo, thank youでいいと思いますが。

あっても困らないけどないとマジで困るのが薬。処方されている場合はもちろんだが、いつも自分が使ってるドラッグストアで買えるお薬は多めに持っていったほうがいい。調子悪くなった時にスマホで翻訳しながら薬を探すのはマジで辛い。あと弱目のステロイド剤はヨーロッパではてにはいらないので日本で入手していくべきですね。頭痛薬とかならロキソニンは普通に手に入るのだが…


女性がきになる化粧品については、中国では資生堂の化粧品が普通に買えるので使ってるなら問題ないけど、ヨーロッパではめったに見かけない&ちょう高いので多めに持っていくしかないと思います。つっても数ヶ月とかになると確実に切らすので、日本にいる時からあらかじめ外国産の化粧品等をためして肌に合うかどうかをみておいたほうがよいかもしれない。俺はアベンヌが肌に合うので助かった。ファンデーションはなんとか切らしてないが下地は切らしたのでNo.7を使ってみたが、これもなんとかOKのようだ。普段からロレアルとかレブロンとかつかってちょっと肌をならしておいたほうがよいかもしれんですね。

まとめ

とにかくまとめると、とりあえず安心して買い物なり飯が食える場所の確保および安定したネット接続環境が生きていく上では必要。特にあんまり語学が得意じゃない人はネットがないとマジで寂しい(つってもヨーロッパの場合時差があるので日本との距離感は拭えないのだが)ので、最優先でネットの接続環境を確保しましょう。買い物や飯に関しては全世界チェーンの可もなく不可もなく感が異国では神々しくすらかんじられる。つまりマックとスタバ最高である。