8. 要らぬなら、除いて魅せよう トリミング

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というわけで、今回は邪魔なものがあったら後処理でけしてしまおうというお話です。

後処理というと、お高いソフト使わなきゃいけないんでしょう? とか難しそうだな…とか思ってしまうかもしれませんが、たいていの写真加工ソフトについているトリミング機能でも十分に見違える写真に整えることができるので、最後の仕上げとしてちょっとやってみてくださいね。


写真を撮っているとどうしても邪魔なものがうつりこんでしまうのはしかたがないことです。できるだけ片付けても、大きなものや公共のもの、建物は動かせないですし、予期せず人が入り込んでしまう、なんてことも。そういう時はトリミングをして不要な部分は取り除いてしまいましょう。これだけでもだいぶ印象が変わります。

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この写真、右側は編集前の写真ですが、クレーンと手すり(左端の方)が映ってしまっています。左側はその二つをトリミングしてしまった写真です。スッキリしていますね。右側はそもそも水平がでていないという大問題がありますが、余計なものはうつさないほうがよいことは納得していただけるかと思います。

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こちらも右側が編集前の写真です。右のほうは暗くてわかりにくいかもしれませんが、下の方に電線や電柱がごちゃっと映ってしまっています。これでくっきりと印象的な映り方をしていれば別にトリミングする必要はないのですが、山肌と入り混じって画面を混乱させてしまっています。
電線を全く入れないようにトリミングしたのが左側になります。やや1/3より枯れ木のラインが下になってしまっていますが、右側にくらべれば冬の寒々しい山の様子に集中できるかなという写真になりました。


撮影のあとにもう一手間をかけるのは、けっこう面倒に思う方も多いかもしれませんが、本当にちょっとの労力でかなり印象がかわることがお分かりいただけると思います。撮ってすぐだめだったなと思って捨ててしまうのもいいですが、たまにはいろいろと弄ってどうすればよくなるかな?と考えてみるのも楽しいですよ。ぜひ、失敗したなと思った時は試してみてくださいね。
では、次回もお楽しみに!