30. 冬だ! 西日だ! 光と影で遊ぼう

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 こんにちは。冬といえば、日が短い、寒い、厚着でうごきにくい、と写真を撮るにはあまりよい環境ではありません。12月まではイベント盛り沢山だけど、1月の半ばも過ぎるとあとは年度末に向かってバタバタしているうちに、せっかく手に入れたお気に入りのカメラが埃をかぶっている……。
 でも実は冬の屋外って結構フォトジェニックなんです。もちろん太陽が低いところにあって光のコントロールが難しいですし、すぐに日が暮れてしまうので撮影タイムが短いというデメリットはありますが、逆に言えば短い時間で普段とはちょっと違う写真が撮れる機会です。気が向いた時や、綺麗に空が焼けている夕暮れはちょっとカメラを持ちだしてみましょう。(注:この記事は2015年に書かれたものです)


さて、今回は色々ある冬の要素の中からもっとも身近にある光と影について取り上げたいと思います。

1. 逆光を活用する

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太陽が低い冬はちょっとカメラを構えるとすぐに太陽がフレームインしてしまいます。かといって太陽に背をむければ自分の影が写真に入り込んでしまう……。
そんな時はいっそのこと太陽に向かってカメラを構えてしまいましょう(一眼レフをお使いの方は目に注意しましょう)。
この時のポイントは、太陽の光に透かされたものがないかどうか。
普段はなんとなく通りすぎているものも、太陽の光にすかすことでいつもと違う一面が見えることがあります。



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わかりやすいのはガラスなどを通過した光です。ステンドグラスなどはそのものを撮るのも美しいのですが、光が差し込んでいる場合はその先を追ってみましょう。


2. 影を撮影する


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光があれば、影がある。日が低くなればなるほど影は長く伸びますね。子供の頃に影で遊んだかたも多いかもしれませんが、せっかくなので写真に使ってみましょう。
濃い影がかかることで雰囲気が重厚になったり、長い影が撮影の時間帯を暗に示してくれたり、画面に映っている以上の情報を見る人に伝えることができます。


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というわけで、冬に意識してみたい光と影の話でした。いかがでしたでしょうか?
本当にちょっとしたことですが、そのちょっとしたことで写真の雰囲気はガラリと変わります。あ、もしかしたらこれは雰囲気が出るかも! と思ったら迷わず撮影してみてくださいね。
ところで今回で連載は終わりです。ですが、カメラライフはまだまだ続きます。

50. 楽しむ

49のテクニックを全て忘れても、これだけは忘れないで下さい。

wonodas.hatenadiary.com

たくさんテクニックはありますが、どうか楽しむことだけは忘れないで下さい。では、また!