D750と一緒に買ったので三年半くらい使ってるのかな? 一応現行品なはずだけどあんまりレビューがないんで書きます。つーても毎年年末の総括とかではレンズごとに乗っけてるのでここをよく見てる方ならご存知かと思いますが…
デカイ、重い、しかも中望遠。でも使いたい
このレンズ、正直でかいし重いです。手ぶれ補正はガコガコ言ってうるさいし、AFは遅いし、利便性を求めて買うと大失敗すると思います。でも僕は好きなんです。なぜか?
デジタルカメラで使ったときのシャープさ、解像度の高さ、ハイキーでとってもローキーでとっても黒つぶれ・白とびが少なくて現像の自由度が高いってのも一つです。情報がきちんとセンサまで届くと編集がしやすい。うっかり失敗してもリカバリができる。たしかに収差はあるし周辺光量は盛大に落ちるけど、君たち周辺光量が落ちた写真は好きだろ?
それに105mmっていう中望遠域なのもいい。写真は引き算っていうけど、中望遠は映したいものだけを写せる。そのかわりもうちょっと周辺を映したいという時がきても決して写せないという制約がある。あとでクリップすればいいやとできないぶん、撮る時に工夫しなくちゃいけない。工夫して緊張するから、撮るのが楽しい。
このレンズの最大の特徴はフィルムと非常に相性が良いことだと思う。フィルムらしい色、フィルムで撮ったとは思えないシャープさと色乗り。きれいなボケ。透明感。フィルムとデジタルのボケ味はちょっと違うのが普通なんだが、このレンズに関してはほとんど感じない。これって結構すごいことだよね?
もちろんマクロなので最短撮影距離が短いし、レンズの長さは一定なのでうっかり被写体にぶつかったりもしない。そういう細かいところで撮る楽しさは変わってくるんだと思う。
たしかにこういうの撮る時は広角のほうが楽だし中望遠じゃ撮れない場合もあるんだけど、撮影できたら歪みの少ない写真になるし。
とにかくなんでもいいけど、いいんですよ。ほんと。
参考
bluelines.hatenablog.com
photograpark.net
ここらへんからインスパイア(古)されました