FPSには人生の大切な全てのことが詰まってるんだね

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なんてことをこないだ思いました(元ネタ:「戦車道には人生の大切なすべてのことが詰まってるんだね」ガールズパンツァーより)
まあ↓を読んだからなんですけど。
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FPSには全然興味ない人も多いと思うんでこの下は一応たたみます。


そもそもゲーマーじゃない僕がなんでFPSについて語ってんのかって話なんですが、あれなんです。最初はFPSにはまってる男の子を主役になんか書こうと思ったんですよ。でもFPS全然知らない、どころかゲームもほとんどやったことないから全然かけないわけですね。どれくらいゲームやったことないかっていうと、去年の11月にSwitchを購入するまでゲーム機を持ってたことがないくらいです。しかもSwitch買ってやったのはテトリスヨッシーのクラフトワールドとFit Boxingだけっていう。


まじでゲームのゲの字もわかんないんです。
ヨッシーのクラフトワールドですら攻略できなくて泣きそうになったとこいっぱいありますからね。


それでFPSだぁ?できるわけなかろうよ、ということでまずはゲーム配信なんかをちょこちょことみたわけです。で、面白そうだな、自分でもなんとか操作できるかな?と思ったのはCall of Duty(以下CoD)とApex Legends(以下Apex)だったわけなんですけども、当時はもーほんと何にもわかってなかったんでチームデスマッチ(1チームvs1チームで時間内のキル数を競い合ったり、殲滅戦をする。基本的にプレイできる領域は一定で、あまりマップが大きくない。以下チーデス)とバトルロワイヤル(複数のチームが同時参加してだんだんプレイできる領域がせまくなっていき、最後に残ったチームを優勝者とする方式。以下バトロワ)ってこともわかってなかった。俺にはよくあることです。写真だって最初ISOとかわからんままやってたやつだからな!

ちなみにFPS全然知らない人向けに書くとFPSというのはFirst Person Shooting、一人称視点のシューティングゲームです。三人称のシューティングゲームはTPSというらしいです。どちらも競技性が高くてe-Sportsになってることが多いんだけど、シューティングゲームというゲームの性質上、残虐な描写があるので嫌う人もいますね。俺もあんまり血しぶきとか見たくないんで興味なかったんだけど、動画をいくつか見ているうちにはっと気づいたんです。
これ、将棋や、と。
ここ撃つと敵が嫌がって逆側に行くから、そこをしとめるとか。
今ここに来てほしくないからグレネード投げて牽制するけど、相手チームもそれを読んで別のところから狙うとか。
有利な場所にいても陣形がよくないといつのまにか形勢逆転されてしまうとか。
そう局所的な戦術があってめっちゃ頭を使うっぽい。
もちろん大局的な話もあって、特にバトロワはプレイできる領域がだんだん小さくなっていくので、どうやって安全な領域を確保するか、どのタイミングで敵対するチームをつぶすか、を地形とかから判断する。いわゆる大局観ていうやつも必要そう。
なんだおもしろそうじゃん!やってみよ!って感じです。

で、はじめたんだけど…ねぇ…これが大変なんですよ。
まず移動ができない。
これ、人に言ってもあんまり信じてもらえないんだけどPCゲーム初めてだとマジで動けないんですよ。なんかゲーム苦手な人に良くあると思うんだけど、キャラをジャンプさせようとしたときにデバイスや自分自身を動かしてしまう。マウスをぴょん、自分もぴょん、だけどキャラはぴょんしないんですよ。視点移動とかも最初全然できなくていつの間にかすっごい下を見てたり、拾おうとしたものに近づきすぎて取れなかったり、初歩の初歩がダメ。しかも普段ブラインドタッチしてるからFが人差し指にないのが違和感ありまくり(PCゲームの移動はWASDキーで行うことが多い)。ゲームできない人だから極限まで複雑な操作が必要ないテトリスやってきたのに、しゃがんだりもの拾ったりジャンプしたり走ったり壁登ったり、もうマジ大変なんです。そのうえFPSだから敵見つけて弾も当てないといけない。
できるかよ!!!

とまあ切れそうになったんだけど、二、三時間やれば多少は上達するし、上達してることがすぐにわかるんでそれはそれで楽しかったんですね。最初の100時間、まじで走ってるだけでしたけど(めっちゃたのしかった)。
次の100時間は敵見つけられるようになるのに費やしましたけど(めっちゃたのしかった)
見つけて武器をどうにか取り出せるようになったのは300時間超えたくらいですが、まだ弾は当たりません(めっちゃたのしかった)
もうほんとたいへん。たとえばこれを見てほしい。


お気づきだろうか。弾が3発くらいしか当たっていないのである…!
手前の倒れてるひとにあたってもノーカンなので、立ってる人に当てなきゃいけないんだが、横からフリーで当てられるはずなのに3発くらいしか当たってない(立ち回りはそんなに悪くないはず…)。これで四か月目とかである。このころにはすでにゴールド帯まで野良*1で簡単に抜けられる程度の力*2はあるが、それでもこんなもんである。
多分冒頭に書いたゴールド上がってないブラハさんはこれくらいか、これよりちょっと前くらいの俺程度だと思う。

確かにねーつまんないよね―結局エイムじゃん!ってなるよねー…被害者とは思わんけどね。
でもねぇ実はすでにエイムはそこそこよくなってるんです。次に出す動画はさっきのの1か月後くらいなんですけど、なんと弾が当たってるんです。


最後なぜセルを巻かずにスコープをのぞいた馬鹿か*3

自分の声がきもいのとほかの人の声も入ってるので音声消してますが、けっこうふつうに戦えている。すでに何か月もやってるので一月でエイムがめちゃめちゃよくなったってことはないです。
ただ立ち回りは変わりました。あと落ち着いてる。正直この試合の立ち回りはわりとグダグダだと思うし相手があんま強くないマッチだからどうにかなってるところはあるけど、それでも前だったら死んでた。敵を見た瞬間に死ぬレベルだった。ワンマガ撃てたら奇跡だった。マジ上達した。耳が腐るほど聞いたけどApexはほんと立ち回りゲーム。PUBGの理不尽死に比べたらやりこんだらやりこんだ分返ってくるものがある。そこがおもしろいんだよね。


それでね。一生懸命やりながら僕思ったんです。
FPSにはいろんな人がいるんですね。負けると悔しくて暴言吐くやつとか枚挙いとまがないし、パーティー組んでても俺みたいな雑魚がいて負けが込むと無言で切断して出ていく人もいる。全然味方のいうことを聞かないで雑魚死するひともいるし、そういう行動でパーティーが全滅するっていうのも珍しくない。かとおもえば今の良かったとかナイスとか言って試合の雰囲気をよくする人もいるし、建設的な反省を毎回する人もいる。自分の中でもこいつのせいで負けたんですけど。。。って腹立つ日もあれば、今のあれすればよかったなあとっさにできるように練習しよってなる日もあってなんかおもしろい。ゲームってアンガーマネジメントとか成長とかそういうの考えながらやるものなんだ、だからFPSはスポーツなんだなってすごく納得したんです。
いやね、もちろん向き不向きは絶対にあるので面白くないならやめればいいですけど、ただゲームセンスゼロの俺から言わせるとゴールド帯行くまでは向き不向き完全に関係ないので、みんな恐れたり先入観で食わず嫌いせずにちょっと触ってみればよいと思いますよ。ほんと。

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なんか作りたくなったので作った。にしてもリロードのタイミングで殺されすぎやねんな
SRクリップ作ってみた

*1:Apexは3人でチームを組むが、友達がいない人のためにゲームシステムが一人参加者を強制的にチームにしてくれる。一人参加者のことを野良という

*2:Apexにはランクシステムがあり、下からブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイア、マスター、プレデターとなっている。最初の目標がゴールド。プラチナに上がれるようになったら初級者から中級者にランクアップかな?くらいなイメージである

*3:たぶん相手フルヘルスだからSRで抜くしかないと思って焦ったんだろうなあ