油断しているときに限ってあらわれる。
はい、宣伝です。
4/5発売の「NOVA2023年夏号」に短編が載りまーす。はーい拍手~
なんかひねりすぎない小さめでふわっとしたSFが書きたいな~と思ったらロバSFができました(なぜなのか
迷子のロバちゃんを探すおじさんたちの話です。渋い。渋すぎるぜ。ドン・キホーテは関係ありません。
ちなみに今回のNOVAは女性のみのアンソロジー(日本初)らしいです。そういうこと全然聞かされてなかったので「初の試みってなんだろな」とずっと思ってました。なるほどね~
おれのことを2000年代から知ってる人ならわかると思うが、これが2010年代だったらううーん…ってなってたかもしれん。古のインターネットはまことに地獄で、リアルだってそれに一皮かぶせただけだったから、女性アンソロジーなんてやった日にゃ謎の上げすぎか謎の下げすぎ評しかつかなかった。いちいち疲れんのやだわ、みたいな。まあおそらく「少し不思議しかない」とか「そもそもSFがひとつもない」とか「女性らしさ云々」または「女性ばかりとは思えない云々」いうレビューはつくに決まってんですが、てか誰がどんなの書いたってそういうレビューはかならずあるわけですが、そんな生易しいもんじゃねぇからな、いにしえのインターネット。ああ、こわいこわい。
おれ、ほんとは自分の学歴とか年齢も出したくないし、なんなら性別も顔写真程度の公開にしときたいんですわ(戦略的に必要なら載せてもいいけど積極的には…ってかんじ)。だってありとあらゆる属性に女っていうフィルターがかかって評価される時間のほうが長かったからさ、ほんとに疲れちゃって、イマハモウナイヨって言われても全然信じられないの。そうやって信じられないのも被害者意識とか言われちゃう時代じゃない? 今って。でもさ、それだけじゃないっぽい雰囲気も感じないことはないんでまあええかってなりました。ほんとにまあええかで済むかどうかはわからません。やっぱり怒っちゃうかもしれないし疲れちゃうかもしれないし、思ってたよりだいじょぶやん!ってなるかもしらんし。なにはともあれ収録される作家さんの顔ぶれ見れば面白くないわけないので、おれも楽しみにしております。みんなも買おうぜ!