結論としては、若い人が結婚しないのは当然だ。たとばぼくの場合でいうと、ぼくの親父は家を継がなかった。親父の実家は商家をしていて、親父はそこの長男だった。ならば(彼らの価値観で言うと)当然親父は家を継ぐべきだった。なのにどうして継がなかったのか?

それがまさに、「どうして若者は結婚しないのか?」に対する答えだ。「どうして彼らは家を継がなかったのか?」、自分で考えてみればいい。考えてみて答えが分かるなら、「どうして若者は結婚しないのか?」も分かる。というか、当然そのぐらいは彼らも薄々考え、結論に至っているだろう。

なんか妙に腑に落ちてしまった。
ただ、合理性や文化と僕らは結婚するわけではないしそれだけでは生きていけない。とは思う。
一方で、結婚をすることで負うものが増え、タスクが増えることを考えるとメリットはないなと思う僕がいる。今目の前にいる上司が、隣にいる上司が、既婚者で子どもがいるのに夜遅くまで残っている、その後ろに誰がいるのか何をしているのかと考えるときに、僕は僕の性別で考える限りあまりメリットがない――よっぽど理解のあるパートナーであればともかくとして――などとかんがえる。生活をしていくというのはただよりそうだけではないから。そこら辺のバランス感覚に関して、なくても大丈夫もしくはなくては絶対にダメというどちらかに極端に触れている少し上の世代に対して、もう少し揺れている感じがする僕らの世代あるいはその年齢を観察する。またもう少し経てばその色模様も変わるのだろうか。