2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ラーメン+半ライスは1.5食だって言われたから思わず「あぁそれなら分かる」

ぴったりの笑顔

彼女は鏡をのぞきこんでいた。僕に気づくといつもの声でおつかれぇと言う。きれいな長い少し茶色がかった髪の毛をくるくると指にまきつける。感じのいい笑顔、人当たりのいい言葉、女の子らしいしぐさにほっそりとした体形。僕は彼女をとても好ましく思って…

たとえばこの声があなたに向けられたものだったとして、あなたはそれに気づくだろうか。 たとえばこの目があなたを映していたとして、あなたは僕を振り返るだろうか。 そういうことを考えるのが恐ろしい日もある。でも時々、安心する日もある。

この感覚は忘れたくないな。クソみたいな世界だから、美しい世界が見える。 はじめて私が 長い長い手紙書いた人は 仲間たちの目の前で 大声で読みあげ 笑ってた 私がまだ 一人旅に憧れてた頃 もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道 手にさげた鈴の音は 帰ろうと…

人のせいにしないで

牛蒡だ、牛蒡好きなんです、と言ったら彼は笑ってじゃぁこれ、と注文した。飲み足りないから付き合ってと言われた僕は全然飲み足りなくはなかったしおなかもいっぱいだったけれど、まぁいいかと思ってつきあうことにした。異動してきたばかりの彼が、周りの…

兄さんのはなし

あいつなぁ、なにかこうしたらいいんじゃないかとかやってみたらっていうとかならず、いや、って否定するんだよな。なんなんだろうあれ。彼はだらしなく椅子に背を預けて、僕のほうを見ずに言った。僕はパソコンから顔をあげて彼のほうを振り返る。 たぶんあ…

かえらない酔っぱらい

奥さんに怒られるよ、と彼は隣の人のわき腹を突っつく。うたたねをしている人はそのたびに目を覚まして、飲み物に口をつけるけど、またすぐに夢の世界に戻ってしまう。彼は笑う。この人、家だと残したら怒られるから、半分寝ながら全部がんばって飲むんだよ…

一日雨でつまんないな。

尺の足りない部屋

もう狭い部屋に住めない、と彼は言った。僕は大きく頷いて物が散らからないですもんねぇと言った。そうなんだよ、と彼は答え、広い方がなぜか物が片付くんだよねと僕の言葉を補足する。一口ステーキひとつ。え?なに?野菜なんか食べたいの?仕方ないなぁじ…

これ万歩計機能もあるんだと自慢げに見せるから笑った。子供みたいに。

仮想空間と現実空間の境目の話などをしていた。微妙にちょろちょろ引っかかる部分はありこそすれ、仮想空間と現実空間の境目が分からなくなったら、その人にとっての仮想空間は現実空間そのものだという主張にはおおむね賛成する。ただなんというか、なんと…

僕はまだボーナスが出るだけですげーとか思ってるけどそのうち減ったとか少ないとかいうようになるのかな。ついったにかけって話ですね。

最近ことばを大事にするようになった。一つ一つを丁寧に扱うようになった。あまりにもことばは僕のそばにいて、だから大事にすることを今までしてこなかったのだ。 文字がそこにいるから、私は書くのだ。それだけだ。 美しさを知ったからかもしれない。

なぜか人より一回多くお疲れ様を言って別れたあなたが今夜楽しい気持ちでいてくれたらと願う。

2004年の夏、僕はフランスのパリにいた。パリの13番地区に宿を取り、毎日バスで出かけた。暑い夏だったがそれでも風は乾燥していて、日陰に入ると驚くほど寒かった。それがパリの夏だった。道を行く人は東京のように早足だった。色鮮やかなかばんが日本に比…

何をどう言葉にすればよいのかわからないけど、泣き笑う。 うさぎさん、うさぎさんと呼びかけるのは、その顔がいつも無表情だから。ほんの少しだけ柔らかいから。 眠りに落ちる寸前まで両脇に抱え込んでため息をついている。どこへも行かないから、安心する…

必要以上に太ってる気がしたり気持ち悪い顔をしている気がするのは調子が悪いんだろうな。頭が遺体でござる。

時々得体のしれない恐怖に襲われることがある。ひどく疲れた顔をして電車に乗り込むと、その恐怖と闘う僕の目が窓ガラスに反射してせわしなく動いている。 僕は結局男の人が嫌いなんだと思う。そういう恐怖に襲われるときはだいたいいやな夢を見て、その夢の…

自転車漕いでる時はバカみたいなことばっか考えてるんだけど、ふとおなかのなかに子供がいる状態ってすげぇな、怖いなと思ったりした。腹の中から蹴られるって、そんなの妊娠していない状態で起こったらホラーだぜ。怖い。怖すぎる。腹の中に生命体がいるな…

いつかこの思いも手放さなければならないことは分かってるから もう少しだけ、掌の中に引き留めておきたい。 それでも構わないかな。一人でいいから。

いつだって悪意を込めて僕のことを醜いというひとがいる可能性はある。僕がその言葉を聞く可能性は低いけれども、どこかで僕は品定めをされていることを知っている。その相手には顔がない。なぜなら、僕が直接言葉を聞くことはあまりないからだ。でも僕は知…

英語がネイティブじゃない国に生まれたことはそれはそれで価値があることだと思うけどなぁ

http://anond.hatelabo.jp/20100620143255日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行本購入: 169人 クリック: 12,657回この商品を含むブログ (457件) を見るこれ思いだした。まぁおれが…

なぜかどういうわけか衝動的にHPを作ることがあり、今回もそれだ。おかげさまで明け方に…。やぁJavaScriptとCSS3を試してみたかっただけなんだけどね。気合入りすぎです。

首をかしげて見上げると向こうだって首をかしげる。

8月1日に現像出した奴ってことは七月に撮ったのか。 そろそろ桃が出てきてもいいんだけどなーまだかなー待ち遠しいなー

弁当の話をする。自席で自分で作ってきた弁当を食べるのは事務のひとと僕と彼くらいなもので、そのうちお昼まで冷蔵庫にお弁当を入れているのは彼と僕しかいない。だから会話をするのは自然とお弁当の話になる。彼は、お弁当を温めなくてもよいのかと僕に聞…

いつもより少し早めに出た職場から、空を見上げるとすっかり夏に染まっていた。驚くほどすんだ青い空に眼を細める。 日が長くなり、肌に吸い付くような湿気がまとわりついてくる。どこかとおくから海のにおいがする。衣替えっていつだっけと聞かれたのはもう…

ついに ぴぎゃ は Diana F+ を てにいれた!

というわけでボーナスも出たことだしカメラ買いました。今年入ってから一つも買ってなかったからいーの! 記念すべき11台目は中盤カメラでございます。Diana F+ Rising Editionです。かっちょいい! Diana F+は120mmカメラなんだけど、裏ぶたを変えれば135mm…

一瞬を切り取る鋭い視線と優しいまなざしを。 ※ついに中盤カメラに手を出しました。

さみしさの魔法に惑わされて、距離を失う ほんとうのところ、さみしくない人なんていないのに