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ちょうどフェミニズムの主張と対をなす、「全は個であり個は全である」という思想。
フェミニズムがあくまでも「個は個であり、個は全を成すが全は個を表さない」と主張する。
結局はこの二者の考え方はバランスで、どちらが正しいかということではないのだけれども、信田さよ子さんの無意識の全体主義的な考え方にひやりとする。一方で男性にもフェミニズムが浸透していることを如実にあらわしている。
たとえばそれは逃げかもしれない。弱さかもしれない。でも弱さを引き受ける社会ではあるべきだ。
その弱さは誰かを傷つけるかもしれない。誰かを守らないかもしれない。守られない誰かを守るものは必要だ。その弱さが傷つけるものをすくい上げる思想は必要だ。
だからこの二者は対をなし決してどちらかだけが消滅することはない。消滅した時はバランスを崩しているから、世の中はおかしな方向へ転がり始めるだろう。でも歴史は繰り返すだろう。