僕はかなりシャツが好きで、年中シャツをきている。襟がない服を着るとどうも太って見える。肩がコリのせいで張っている（慢性的に）のと、鎖骨が出にくい骨格なのと、まぁ実際太ってるというかむくんでいるというか、なので襟つきでないと似合わないのだ。顔の輪郭も顎が張っているし。
なんの変哲もないシャツがいい。シンプルで、白地で余計な飾りのついていない、すっきりとしたシルエットの。毎日来ていても飽きが来ないデザインで、洗えば洗うほど愛着がわき、袖を通すたびに背筋が伸びるようなそんなシャツがいい。僕の部屋にはたくさんのシャツがある。全部少しずつ違っているけれど、基本はシンプルなどこにでもあるシャツで、素材も基本的には綿。手ざわりがよいから。違いは色かストライプの間隔かボタンの位置か、襟の大きさか、あとは織り。好きなシャツを着る日はそれだけで元気になる。新しいシャツを着る日はそれだけでわくわくする。ひとはそんな細かな違いはわからないというけれど、僕にとっては毎日を飾る大切な一要素なのだ。シャツ。今日も一枚購入し、明日、ずっと探し求めていたボタンダウンのオックスフォードシャツが届く予定になっている。幸先のいい春の始まりだ。
