ここら辺読んでちょろっと。差別はありません、むしろ差別是正のための施策が逆差別ですっていう構図はフェミニズムが通ってる道だよなーなんてことを思ったりしている。女性差別なんてどこにあるの？という人は今だっているし、そういう意味では女性は最大母数を持つマイノリティであり被差別者なんだよなー、なんてことを思ったり。だからこの中でケンカ売った方とされてる人が僕には名誉男性に見えて仕方がないんだよ。おれは朝鮮人に属してるけど、でも日本人なんだ、だから在日を批判するんだっていう、そういう。彼はきっとなんだかすごい怒りに満ちているんだろう。そういう人にあまり森さんという人のアプローチはよろしくないような気がする。彼は言えば言うほど腹を立てるだろうし、冷静に考えることができないだろう。どこからどういえば彼に響くのかは僕は分からないけれど、あなたは自分自身のうまれや国籍やらにこだわらなくても、あなたはあなたであって、国籍や生まれを抜きにして、人はあなたを好きだと思ったり嫌いだと思ったりするんだよってことを淡々と言うしかないのかなぁと思ったりする。彼自身が救われないと、自分自身の出自を受け入れられないと話はできないんじゃないかな。差別とかそういう話は。
あと差別とかって田舎というか被差別者が多い地域にいないとあまり感じられないんじゃないかなーと思ったりする。東京はそういう意味では無関心というか寛大というかだからサンプルにならないんだけどなぁ。おれ奄美差別のこととかしってるもんなぁ。おれは奄美のハーフですって言ってるけどさ。だから酒が強いんですって。ほんのつい最近まで奄美出身の人たちは自分が奄美出身であることを語らなかった。沖縄出身って言ってたんだ。その前の沖縄差別がひどかったころは九州出身って。自分のルーツを探ると意外に身近にそういう問題というのはあるんだけれども。
