君はなにものでもないんじゃない、何もしていないだけだ。
何もしていないという事実は君にとって救いではないだろう。
何もしていないだけだという言葉は君を苦しめるだけだろう。
これ以上努力をしなければならないのかと君は言う。何もしたくないという。
そうしていたいのなら、その場所にいたいのなら、それでもいい。でもなにものかになりたいといったのは君ではなかったのか。事あるごとに人をこき下ろすのはなにものかになろうともがいているからではないのか。