また働くことについて考えている。
うちの会社のカスタマーサポート兼品証部門の人はどちらかというと仕事をしたくないでござるというタイプの人が多くて、営業の人がよく愚痴っている。受け入れ検査で足りないものがあったらトリガーをかけてほしいのに納入の日になるまで何もアクションを起こさない、とか。よくあることのようだ。僕もこの間のプロジェクトはそれで完了が延び延びになった。
そっちの部門の人が言うには、そういうのは全部営業が責任を持ってやってくれないと困るし、だいたいいつも発注し忘れてて改善が見られないから言う気にならないとか言っていたりする。わからないでもないけど、そこは一声かければいいのになぁとは思う。お互いに信頼してないんだな、大丈夫かなと思ったりなどする。
基本的に営業の人は割と自分の仕事以上のことをしたがるひとが多い。というか営業の仕事っていうのがそういうものなんだろう。カスタマーサポートの方は何もないのが吉報というところがあるので、できるだけ感知せず引き受けず責任問題を発生させず、というスタンスではある。仕事の性質上そうなるのか、そういう仕事の性質があるからそれに向いている人が割り当てられるのかはよく分からない。それぞれに善し悪しがあると思っている。ただ、少なくともまだうちの会社は相反するタイプの人たちを受け入れる余地があるということは確かだ。
これでカスタマー部門まで営業ぽい人しかいなくなったら、会社としてはよくない方向だろうなと思う。多分カスタマー部門で精神的にダメになる人が増えるだろう。逆に営業部門の人がみんなカスタマー部門のタイプの人になったら、会社としては立ち行かなくなるだろうとも思う。仕事が入ってこなくなるから。でもおそらく、多分、そうなることもあるのだ。
誰もが頑張る必要はない。がんばれない人がいて、そういう人が生き延びている会社は健全だ。多様な価値観を受け入れる素地がその環境にあるから。多様性は変化を柔軟に受け入れることができるから。でも頑張れない人ばかりになると、ずるずると腐っていくしかない。そのバランスはおそらく難しい。