仮想空間と現実空間の境目の話などをしていた。微妙にちょろちょろ引っかかる部分はありこそすれ、仮想空間と現実空間の境目が分からなくなったら、その人にとっての仮想空間は現実空間そのものだという主張にはおおむね賛成する。ただなんというか、なんというか。コミュニケーションはゲームにはならないと思うんだよな。だからネトゲ廃人がいるわけでさ。
あれなんだよなー。自分が作用する先のシステムが仮想空間であれば、そのアウトプットは誰かが決めた物から逸脱することはない。そのアウトプットの解釈は自分でするからそこに意外性は生まれる可能性はあるけれども。でもまぁアウトプット自体は逸脱は絶対にしない。逸脱と見せかけるようなアウトプットが出てくる可能性はあるとはしても、だ。でも作用する先のシステムが現実空間であれば、そのアウトプットは現実空間における接触と変わりはないのだと僕は思う。そういう意味で、オフラインゲームが仮想空間だということは分かるけど、オンラインゲームはその向こう側に現実空間から仮想空間にアクセスしている人がいる時点で現実空間に他ならないんじゃないんだろうか。空間は単なるツールだ。
部長さんがそこら辺をすべて仮想空間だから面白くないと言い切ったのに対して、大きな小人さんと一緒に微妙な顔をしてしまったけれど、僕はそんなことを思ったりした。大きな小人さんが何を考えているかは知らないけど、まぁなんかそれはどうなんだろうなーと思ったんだろうなぁ。あの人は自分の頭で考えることのできる人だから。