去年までそっち側だったんだよなーと思いながら彼我の違いを考えている。というか自分の成長のあとを眺めている感じか。
どうしても、やっぱりそうなってしまうのか、自分がどれだけできるかということをアピールしようとする人が多い。事実を事実としてとらえ、ただ素直に出力するだけでいいのにそこにひとひねりを加えてくるから物事が分かりにくくなる。わからない、なぜだろうと思ったことを自分なりに解決しましたということをアピールしようとするから、物事が複雑になる。わからないことは聞けばいいだけなのに、なぜだろうと思ったらそれをそのままぶつけるだけでいいのに、わざわざ難しいほうへ自分で進んでいって自縄自縛になっている。なってるなーと思いながら、聞きに来るまで待てと言われているのでアクションは起こさない。
これは新人さんの特有の現象なんだろうか。それともゆとり世代*1つーやつなのかねと思ったりする。
気になることいくつか。
- 例を示すとそれが絶対だと思ってしまう
- 正解が何か知りたがる
- 言われたとこまでしかやらない
- あいまいな部分は自分なりの解釈で実行して、その正当性を滔々と述べる
それがよいことなのかどうなのかはよくわからんな。
- 一番最初に関してはおれもおれもって感じだしな。これは経験にもよるんだろう。とりあえず真似てみようとすることは悪いことではないと思うが、しかし常に異なる可能性があるということは考えておかねばならない。例外のほうが世の中には多いし。ただ「示された例とは異なるからそれは間違いだ」という認識はちょっと問題かもな。
- 正解が何か知りたがるってのはよくわからんのよなー。なんなんだろう。あれ。正解がないような研修をやっているので、正解はないんだよと何回も言ってるのにそれでも何度も正解かどうかを聞いてくるのはなんなんだろう。だいたいおれが正解作ってないってかよくわかってないんだから(ry。正解がないと不安なんだろうか。相違や上司もすぐに「正解は…」というので僕はいらっとするんだが、そういう考え方をする人がいるというだけなんだろうか。かもしれないな。ゆとりかんけーねー。
- 言われたとこまでしかやらないのはなー。なんかのんびりしているというか、時間が余るのが当然だという感覚があるのか、やることゆっくりだし(その分丁寧だし良く詰めてあるとは思うんだけれど細かいところにこだわりすぎなきらいもある)、終わらなかったりできなかったら待ってもらえると思っている節もある。これはおれの同期もそうだが。とりあえず全体をなめてみるってことをしないなー全体像気にならないのかなとか思ってたら部長さんも同じことを言っていたので、これもやっぱりそういう性格の人がいるということだけなのかもしれない。ただ全体の傾向としてね。一人ひとりの能力はそれなりに高いと思うし俺よりよっぽどよくできるけど、じゃぁ次もやっちゃえば?て言うと「ここまでやれとしか言われてないので!」とか言われてしまうので面食らう。やっちゃえばいいんじゃんねー。
- これは多分学生の感覚もしくは就活のノリをまだ引きずっているんだろうと思う。行動すべてが評価の対象だと思っているような、そういう強迫観念に似た何かを見るたびにそんなに頑張らなくてもいいのになーと思う。そんなに頑張らなくても、しんどい思いをしなくてもうちの会社はやめろと言ったりはしないよ、昇給が最低限なだけで。最近になって気付いたけどこういう研修とかOJTの大事なところって、あいまいなところやよくわからんところをわからん、教えてくれって相手に言っていいんだよとわかるための訓練なんだろう。いや違うかもしんないけど。
あと微妙に暇な時間につい最近までOJTやってくれてた先輩と、去年の同じ課題を見ていたのだが、俺の代はいろいろフリーダムすぎますね!全てにおいてフリーフォーマットというかフォーマット無視というか…。それぞれの個性が出ていて面白う御座いました。全部わかるまで動けない人たちとか、1個ずつきっちり詰めていこうとして終わらない人たちとか、そもそも課題の意味をわかってないか違う方向へ走ってしまった人たちとか、あくまでも出ている例にしたがってやろうとして方向性間違ってる人たちとか、よくわからんけど全部ためしてみるぜー間違ってたら戻るぜー(おれ)というひとたちとか。真面目なんだけど真面目の方向を間違っている。これはひどい。それを考えると一つ上の代も今年の新人さんも押さえるべきポイントはきっちり押さえて、それなりにフォーマットに従ったことはできているから優秀だと思うよ…しかしほんとひどいなうちの代…。よく今年の新人は優秀とか言われてたけどみんなどこを見てたんだろう…