(Zenzabronica/Zenzanon 100mm f2.8/Portra160)

明らかに限界を超えているから、すこし遠回りをして帰る。再開発で新しく建ったビルの地下に美味しいパン屋があり、地上階にはインテリアショップのテナントがいくつも入っている。エスカレータを登ると目の前に、以前から探していた皿が目に入る。すこし歩くと好みの器がある。またエスカレータを登ると、見慣れない店があり、いつの間にか時間が経っている。


余地。



多くの時間ではない。でも後に予定がないという自由。帰る以外の選択肢があるという余裕。生活の余白。人生の余地。
それがなければ、静かに人は死ぬのだと思う。