押さえるべきポイントってのはいっぱいあるのだが

anond.hatelabo.jp

写真で作品作りをするにあたって(記録用とか記念用は別)押さえとかなきゃいけないポイントは

  1. 露出
  2. ホワイトバランス
  3. 構図
  4. ライティング
  5. 明度と彩度
  6. ダイナミックレンジ(ハイライトとシャドウ)

数字が小さい方から大事。ダイナミックレンジが後回しなのは、デジタルの場合機種依存だからです。Lightroomなどの画像編集ソフトである程度はいじれるけど、ダイナミックレンジの範囲自体(頭痛が痛いみたいだな)が変わるわけではないし、撮影時に編集を見越して露出を決めておけばあとはどうとでもできるからです。その点明度・彩度は単体の色はいじれても全体的なバランスはどうしょもないので撮るときに気をつけないといけない。ただ露出や構図などに比べると後回しでもいいかな(わりと上級向け)なので後回しに。

確かにダイナミックレンジの狭いカメラでは露出やライティングに気をつけないといけないのはそのとおりだが、今日び外で1灯フラッシュたかなきゃいけないくらいダイナミックレンジの狭いカメラってあんまないような。確かにライブ会場とか照明の暗い会場とかありますけども、七年前に発売されたD90でさえ、露出の調整さえすれば白飛び黒飛びはたいてい避けられましたよ。確かにダイナミックレンジが広いほうが色々考えなくてすむので楽ですけどね。

ちなみにこれなんですが

あなたは人物を撮影するときに逆行と順光のどちらを選ぶだろうか。
この質問は、その人の写真に対する理解度を知る上でとても有効だ。
何故なら、ある程度の成熟した腕を持った人間であれば、よほどの状況を除いて逆光と答えるからである。
逆光で撮影したら人の顔が影になって何も写らないと思ったあなたは、露出に対する理解を深めて是非写真技術の向上に努めてほしい。

大昔、フィルム写真時代の編集テクノロジーが今ほどではなかった時代は逆光はむしろタブーでした。逆光で撮れなんてのはここ十年以内のトレンドだし、結局光あててんだからモデルさんが眩しいことに変わりないと思いますよ。俺は太陽の光よりフラッシュの瞬間的な光のほうが眼の奥に残るので嫌いですね。


写真初心者(というかカメラ初心者)は妙に熱心に手持ちの1灯フラッシュについて語ることが多くて僕は不思議で仕方ないのだが、フラッシュみたいな小さな点光源は扱うのが難しいし、ファインダをのぞいてみえる景色と撮影時の環境が変わるので、きちんと露出やライティングに関する知識がないと撮影できる写真のイメージがわからないと思います。
まずは露出計がなくても露出をある程度計算できるだけの経験をつんで、そこから1灯、2灯とライティングの設定についてマスターし、そしてその上でまだ光が足りなければ手持ちの1灯フラッシュの助けを借りるくらいの立ち位置だと思うのだが、なぜ1灯フラッシュにいきなり手をだすのだろうか…もちろん写真で食ってくなら当然その辺の知識と経験はちゃんとないといけないのだが、内蔵露光計があってもきちんと露出決められない状態で一瞬だけひかるフラッシュをコントロールしきれるとは思えない。


なお、階調はダイナミックレンジが広ければ広いほどとりうる値はおおくなりますけれども、濃淡や階調をコントロールする時に大事なのはコントラストとトーンカーブです。ダイナミックレンジはその許容度を表しているだけです(どうでもいいわけではないがそこまで重要でもない)
というか、ダイナミックレンジはフィルムのほうが断然広いので、そこら辺が気になるなら悪いことはいわないのでフィルムやっときなさい。泥沼ですけどね!